生産(飲料・食品・調味料)
※所属部署名及び仕事内容はインタビュー当時のものです。
工場で商品が作られる工程に関わるのが生産の主な仕事です。お客さまのニーズに応え、今まで世の中になかった、よりおいしい味わいを生み出すために日々改善に取り組んでいます。そのために新しい技術やトレンドに敏感に反応し、革新的な取り組みに積極的にチャレンジしています。
先輩社員が語る生産とは
新しくて、おいしい味を生み出す生産現場を支える仕事


商品の生産に直接関わるので、現場から商品改善に繋がるアイディアが生まれることも多々あります。
以前、シールで封をして袋詰めする商品がありましたが、封をするとシワができ、それを現場でチェックするのは大変な作業でした。そこでシールで封をした後のカット方法を変えたらどうかと提案。
最初は提案内容が甘く、すぐに採用されませんでしたが、何度も改善を重ねて提案したところ、見事採用され、現在もこの方法で生産が続いています。まさに現場力が商品改善に繋がった好例だと思います。
またより良い商品を、より多く作るためには生産性の向上も必須。IT技術やAIロボットの導入を含め、最新の情報技術に携わりながら省エネ化や省人化にも挑戦しています。
根本と基本を大切にして、
食の「安全」を守り抜き、「安心」を届ける


近年、食の安全に対する意識が高まっています。おいしい商品である前に、安全・安心な商品であることは食品業界の〝当たり前〟。その当たり前を守り抜くことは非常に難しく、見えない努力の積み重ねです。
生産では、常に根本と基本を大切にすることを忘れず、スタッフの指導管理に注力しています。生産ラインは機械が増えているとはいえ、扱うのは人。生産現場では幅広い年齢層のスタッフが生産に関わっており、考え方も人それぞれです。それがさまざまなアイディアを生むこともありますが、安全や衛生に対する認識は工場全体で同じ基準を保つ必要があります。
そこで「井村屋フーズが考える〝安全〟とはこういうものである」と一定のビジョンを共有できる体質や仕組みを作り上げることも私たちの重要な仕事です。スタッフへの指導を徹底して意識を高めるだけでなく、安全や衛生に関する情報収集を欠かさず、進化する時代の流れに適応できる体制を整えて、日々、改善を繰り返しています。
日々改善を繰り返す中で必要なのは「気付けるチカラ」


さらに、24時間稼働する工場を管理するために準備力も怠りません。
工場ではどこでどんなトラブルが発生するか予測不可能です。生産性を高め、安全・安心なものづくりに徹するだけでなく、万が一に備えた人員配置を考えたり、再発防止の仕組みを検討したりしています。
そこで必要になるスキルは「気付き力」です。通常に動いて当たり前の機械や人が普段と違う動きをしている場合、そのシグナルに気付けるかどうかがトラブル発生を未然に防ぐことに繋がります。常に潜んでいるトラブルの可能性を敏感に察し、変化をいち早く発見するためには現場を熟知していることも重要です。
そういうとまだ知識が浅い若手は活躍しにくいと思われるかもしれませんが、そうではありません。
「どうしてこれはこうなるの?」「なぜこの動きなの?」といった知識が浅いからこそ感じる素朴な疑問や今までと異なる視点は現場にとってはとても新鮮で、これまでもたくさんの改善に繋がってきました。
「どうやったら解決できるだろうか」と試行錯誤を繰り返し、完成品に辿り着いたときの達成感や自信が生産の醍醐味。トライ&エラーから、あきらめない心が磨かれる環境です。
BtoB事業の会社

